大西洋クロマグロ問題
ここにきて大西洋クロマグロ漁業の雲行きが怪しくなってます・・・
3月13日からカタールで始まったワシントン条約締約国会議で、大西洋クロマグロが絶滅の恐れがある動物種の一つとして指定される可能性が強まってきました・・・もしそうなると商業取引は禁止され、日本への輸出は完全に止まってしまいます・・・また、大西洋でマグロ漁をしてきた日本の延縄漁船も締め出されてしまいます
なお、明日18日の会議をひかえ、漁業国のイタリアやフランス、欧州連合(EU)の欧州委員会も加盟27カ国にモナコの後押しを呼び掛けていて、日本にとっては、ますます厳しい情勢・・・
しかしながら、大西洋クロマグロが絶滅危惧種に指定されても、大西洋や地中海に面した沿岸国は領域内で漁ができるとのこと・・・
また、国際商業取引は禁止だが、EU域内での大西洋クロマグロの流通は自由とのこと・・・何か納得できない
昨今の日本食ブーム、健康志向の流れの中で、マグロ人気は海外でも高い・・・今回の動きはEUにおけるクロマグロの囲い込みなのではないか
また、大西洋クロマグロに関しては、今までもICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)が漁獲枠を定めて資源管理をしてきた歴史があったのにもかかわらず、それを無視した動きはどうなのか・・・
地中海マルタ畜養 生簀の中から