鮪の目利き
今日は、鮪匠によるマグロの見極め方についてお話しましょう!
常々目利きのポイントとして一に色目、二に脂質、三に肉質と
お伝えしてきていますが、実際に、細かく品質を細分化していくと・・・
それこそ何千通りにもなってしまいます・・・
そこで、鮪匠は独自の品質基準を作り出し、一定の出荷基準を満たしたマグロだけを選別し、そこからさらに27通りの品質評価をしています
基本的に鮪匠は品質主体であり、産地や、ブランド主体ではないということです
たしかに、ブランド物のマグロ(大間産)などは売りやすいし、買いやすいマグロではありますが、全てがいい訳ではありません・・・
一番大事なのは品質であり、そこにブランドなどというものは必要ありません!
とにかく、築地の仲卸の中でもカリスマと呼ばれているフジタ水産社長も同じ考え方ですね!
あとは、お客さんに対し、常に品質のいいマグロを安定供給していくためにも市場内(築地セリ場)だけでなく市場外での取り組みも必要になってくるわけです!
品質の良いマグロを安く買うのではなく、適正な価格で流通させてこそ私たちの存在意義がそこにあるのだと考えています!